2015年12月28日

微生物の事をもっと知ろう 

「微生物」は地球のあらゆる環境に居ます。
空気中はもちろん、土や水、草、動物にも様々な種類の「微生物」がいます。
海底の高温の熱水が噴出している所や地上マグマの噴出付近にも生きており、身近なところでは、土の中やヘドロの中、海の底、そして人間を含むあらゆる動物の中など、地球上のあらゆる場所に存在しています。

ケプリは環境を修復する 小さな生命体
100%天然成分の「善玉微生物群」です

▪️みんなで生きてる地球(微生物の成り立ちと役割)
微生物は地球における生命の歴史と共に36億年前から存在し、その間、地球環境と生物の基本ルールを築き、この地球で全ての生物を造ってきました。
つまり、微生物は生き物を造り、地球を守る小さな生命なのです。
地球上の生物は、お互いに関係しあって生きています。
すべての生物が微妙なバランスを保って生きる事により、この美しい地球が形づくられているのです。
死滅した微生物は石油となり、人類に大きな貢献をし、一方、生きている微生物は1年間に1兆トンもの動物・植物有機物的死骸や老廃物、ゴミを分解します。
地球では、植物が光合成でつくった栄養を動物が食べるという関係があります。動物は栄養を食べて糞をする事で生命を維持していますが、動物や植物も寿命がくると死んでしまいます。
しかし、現実の地球上では、糞も死骸もいつのまにかなくなってしまいます。
これは、微生物が“ゴミ”を分解して、最終的に二酸化炭素と水に変えているからなのです。
植物や動物の糞や死骸に含まれていたさまざまな栄養分が土や水の中に早くもどります。
とくに窒素やリンは、植物が成長するときに不足しがちな栄養分なので、分解者である微生物の働きは植物の成長にとってとても重要です。
地球上では、植物から動物へ向かう「捕食連鎖」と、 糞や死骸などの“ゴミ”から細菌や原生動物へと向かう「腐食連鎖」が、栄養分のリサイクルによってつながり、お互いに回り続けているのです。

▪️微生物は地球の掃除屋さん
このような分解者としての微生物の力は、廃水処理に使われています。
生活廃水や、農業や工業などの廃水の浄化には、活性汚泥法とよばれる廃水処理システムが用いられます。
活性汚泥は、細菌やカビ、藻類、原生動物など微生物の集合体です。
廃水中の物質は、活性汚泥中の微生物が分解する事によって除かれます。活性汚泥法は、微生物の力を使って物質を無毒化したり減らしたりする地球にやさしい方法です。
私たちの身体の中にいる微生物も同じように、有害物質の侵入を防ぎ、体内での増殖を抑制して健康を守る役割を担っています。
また、エネルギー分野では、光合成で発生する水素を集めて、車の燃料電池や家庭の暖房などに利用しようという研究が進められており、ある種の細菌が有機物を分解するときに放出する電子を集め、直接電流を取り出す方法も研究されています。
このように、環境問題・健康問題・エネルギー問題、どれをとっても微生物の役割と切り離す事は出来ません。
• ゴミをきれいにし、健康な土を作り出す微生物→土壌改良
• 水を綺麗にしてくれる微生物        →水質浄化
• 悪臭を除去してくれる微生物        →悪臭除去
安全で地球に優しい微生物の能力を活かす事で、これらの問題解決がはかれると考えられます。
微生物は生き物を造り、修復する「 地球を守る小さな生命 」なのです。

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