2015年12月28日

アレルギーを予防する体内微生物バランス

現代人に多く見られるアレルギー、例えば花粉症・食物アレルギー・金属アレルギー・アレルギー性鼻炎など、免疫反応が特別な抗原に対して過剰に起こる症状は、全身を取り巻く常在菌の状態が深く関わっています。
お部屋の空気が健康であれば、善玉菌が外出中についてしまった有害な菌を排除し、リラックス効果により免疫機能を整えます。
空気は全身にまとっている見えない衣服です。お部屋の健康な空気は、善玉菌を呼吸で体内に取り入れる効果だけではなく、全身を覆う安全バリアとなって、私たちを守ってくれます。

ケプリは、アレルギーを予防する100%天然成分の「善玉菌微生物群」です

▪️アレルギーの現状
食物アレルギーは、わが国の乳幼児のほぼ10%、学童期の5%、大人の3%に見られる極めて有病率の高い病気です。しかし、これらの割合はアレルギー症状まで発展する率で、食物への免疫反応そのものは実に約30%に近い有病率となります。
米国の食物アレルギーの子どもの数も増加しており、1997年から2011年の間で1.5倍になりました。
これまで、アレルギーは遺伝的な体質の差と考えられていました。

▪️アレルギー原因の最新情報と微生物の可能性
近年、アレルギーの原因として、環境の重要性が認識されるようになり、最近では、大人のアレルギー疾患と体内微生物(マイクロバイオーム)との関係が解明されてきました。
また、乳児の食物アレルギーは、離乳食が始まる前の腸内微生物が影響している事や、増加の原因は、近年の除菌し過ぎた生活環境や食習慣、私たちの体内微生物(マイクロバイオーム)のバランスの乱れという事が解ってきました。

先日、米国シカゴ大学の研究チームは、私たちの腸内に住んでいる微生物が、食物アレルギーを予防するという非常に興味深い発見を米国科学アカデミーに発表しました。
抗生物質の乱用、高脂肪食、帝王切開による出産、除菌滅菌による細菌の除去、さらには人工乳の刺激など、人類とともに進化してきた体内微生物(マイクロバイオーム)の乱れが食物アレルギー増加の一因と考えられます。近年、アレルギーと微生物が密接に関係している事が解明されてきました。